自分の愛娘・愛息子の写真を撮影し、SNSにアップする――日本でも当たり前のように行われていることですよね。ところが現在、イギリスではこの行為がある大きな騒動へと発展しているとか!
海外サイト「MailOnline」によると、1歳7カ月になる娘の無垢な姿を撮影しインスタグラムに投稿したママが、「ガイドラインに違反する」としてインスタグラム側から該当画像の削除とアカウント停止の処置を受け大激怒しているというんです。
問題の画像を見てみると、幼い女の子が服を上に引っ張りあげてお腹を出しているというなにげないショット。あら、かわいらしい……けれど、パンツは履いているもののお腹やおへそ、乳首などは丸見え。これが児童ポルノに違反するとインスタグラム側から警告を受けたのです。
幼女の半裸写真は無邪気でほほえましいもの? それとも児童ポルノで完璧アウト? これっていったいどっち!?
このママの名前はコートニー・アダモさん(33歳)。イギリスのロンドン北部にあるハイゲートというオシャレな高級住宅街に住んでおり、夫はアニメ会社の社長、自身もオンラインブティックを経営している4児のママ。インスタグラムのフォロワーが4万人もいるそうで、つまりはいわゆる「セレブママブロガー」といったところでしょうか。
彼女の投稿している別の写真を見てみると、ホントにとってもオシャレなんですよ。ママも美人なら4人の子どもたちも全員キュート。着ている服もラフな感じなのに洗練されている!
家族6人で並んでアイスクリームを食べている画像、子どもたちが木登りしている画像、ビーチでくつろぐ休日の画像……まるでファッションブランドのカタログを切り取ったかのようなセンスのよさなんでございます。
それだけに、コートニーママがポルノ目的で娘・マーローちゃんの画像をアップしたわけじゃないというのは十分にわかるし、それをポルノ扱いされて、マジ切れする気持ちも理解できますね。
彼女の言い分としてはこう。「全国ネットのテレビCMではおむつをつけた幼児の映像が流れてるじゃない。私は子どもたちの素敵な思い出を残せるようにと健全な写真をアップしてきたつもり。大騒ぎして性的な方向に話を持っていくのはばかげてる」。
いっぽうインスタグラム側は、「クリエイティブな表現を認めることと、幼い子どもたちを守るためにポリシーを設けること。両者の間でよいバランスをとるのは至難の業だ」と述べています。
けっきょく、アカウントは復活したものの該当画像は削除されたまま。インスタグラム側は依然、児童ポルノ的な画像とみなしているということでしょうか。
幼い女の子の裸や下着姿の画像。投稿するほうは何ら性的な意図はないとしても、その画像を見るほうにはどのような趣味趣向の人がいるのかわからないことを考えれば、気をつけるに越したことはないのかも。すでに今回、この騒動のためにマーローちゃんの半裸写真は大勢の人の目に触れることになっていますが、幼い彼女にはまだ自分の意思で許可することも拒否することも判断できないでしょう。
とはいえ、昔は日本でもテレビで子どもの裸なんてバンバン出ていたし、それについてポルノだなんてクレームはあまりなかった気がするのですけどね。IT社会ならではの難しい問題です。
参照元:MailOnline,アダモさんのインスタグラム
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch
画像をもっと見る
●関連記事
- これは可愛すぎる!! 子どもにもらったお手製ガンプラを組み立てた画像が「ほっこり癒される」とTwitterで大反響!
- インスタグラムで撮影した写真をマシュマロに印刷してくれるサービスが登場したぞぉ
- アナとエルサが実写化された画像の「これじゃない感」をご覧あれ / 『アナと雪の女王』が米国ディズニー・オン・アイスに登場
- 今年1年の出来事トップ10は!? インスタグラムの「2013年を振り返る特集」で世界情勢を総まとめ
- 世界中のそこかしこでユーザーたちが集う! インスタグラム好きのためのミーティングイベント「インスタミート」が今週末開催
オリジナル記事: 【無邪気? それとも罪?】小さい娘の半裸画像を母親がインスタグラム投稿→ 児童ポルノ規制に違反しているとアカウント停止に
Copyright© Pouch[ポーチ] / SOCIO CORPORATION. All rights reserved.